花粉症外来

花粉症の主な症状

・くしゃみがでる。
・透明でさらさらな鼻水がでる。
・鼻が詰まる
・目のかゆみ
・涙が止まらない

上記の症状は軽い鼻炎や風邪と似ており、患者様ご自身でご判断するのは難しい場合があります。また、判断をあやまって市販の風邪薬等で我慢した場合、かえって症状を悪化させてしまう可能性があります。上記の症状が続く場合は早めの受診をおすすめいたします。

薬物治療

内服薬

抗ヒスタミン薬・抗ロイコトリエン拮抗薬
効果の強さや副作用について相談し、希望のお薬を処方します。

漢方薬

小青竜湯(主に水っぽい鼻水に効果)
眠くならない副作用がほとんどない粉薬と錠剤があります。

点鼻薬

ステロイド噴霧、抗ヒスタミン噴霧
使用頻度(1日1回または2回)を選べ、1本で1ヶ月使用可能。

点眼薬

抗ヒスタミン薬、CM遊離抑制薬
目のかゆみに使用、1本で2週間使用可能。

アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)

減感作療法(アレルゲン免疫療法)と呼ばれる、花粉症自体をなくす新しい治療法です。

1日1回長期間継続して治療を行うことで、症状の緩和が得られます。減感作療法とは、アレルギー疾患の原因となるアレルゲンを、低濃度、少量から投与し、徐々に増量、高濃度へ移行させ、アレルゲンに対する過敏性を減少させる治療法です。

特徴

・アレルギー症状を軽減したり、長期にわたり症状をおさえる可能性のある治療法です。
・治療前に、症状がアレルゲンによるものかの確定診断が必要です。
・治療は長期間(3~5年)かかります。
・すべての患者さんに効果が期待できるわけではありません。

アレルギー検査「View39」

一度の少量の採血で39種類のアレルゲンを調べる便利な検査。
アレルギー性鼻炎・結膜炎、喘息などの症状がある方におすすめ。

費用について

検査代(保険適用で自己負担3割の場合):4,380円
通常の診察料を含めて約6,500円程度

検査項目について

▼吸入系アレルゲン
・室内の塵:ヤケヒョウヒダニ、ハウスダスト
・動物:ネコ、イヌ
・昆虫:ガ、ゴキブリ
・樹木:スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ
・草:カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、オオアワガエリ
・カビ:アルテルナリア(スズカビ)、アスペルギルス(コウジカビ)、カンジダ、マラセチア、ラテックス

▼食餌系アレルゲン
・卵:卵白、オボムコイド
・牛乳:ミルク
・小麦:小麦
・豆、穀物、ナッツ類:ピーナッツ、大豆、そば、ごま、米
・甲殻類:エビ、カニ
・果物:キウイ、りんご、バナナ
・魚、肉類:マグロ、サケ、サバ、牛肉、豚肉、鶏肉