春から初夏にかけて増える「リンゴ病(伝染性紅斑)」は、頬が赤くなる特徴的な発疹からこの名前がついています。お子さんに多い感染症ですが、大人がかかると重症化することもあるため、油断は禁物です。
🔍 リンゴ病の原因と感染経路
リンゴ病は「ヒトパルボウイルスB19」によって引き起こされます。
感染経路は主に飛沫感染や接触感染。潜伏期間(約1~2週間)を経て症状が現れます。
👶 子どもの場合
発熱や軽い風邪症状の後、頬にりんごのような紅斑(赤み)
腕や脚にもレース状の発疹が広がることも
通常は自然に治るため、安静にしていれば大きな心配はありません。
🧑🦱 大人がかかると?
関節の痛みや腫れ(特に女性に多い)
発疹よりも全身のだるさや発熱が強く出ることも
妊娠中の感染は注意が必要(胎児への影響)
💡 気を付けるポイント
発疹が出た時点では、すでに感染力は弱まっています。
ただし、発症前が最も感染力が高いため、家族内での広がりに注意。
🏥 受診のタイミング
✅ 発熱や発疹が続く
✅ 関節痛が強い
✅ 妊娠中で感染が心配な方
上記に該当する場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
当院では、症状のご相談や診察を受け付けております。
📝 最後にひとこと
「なんだか頬が赤いな」と思ったら、ただの風邪じゃないかも。
見逃しがちな初期症状に気づくことが、ご自身やご家族を守る第一歩です。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断・治療を代替するものではありません。症状に応じて、医師の診察を受けてください。