体の異変は、最初は「些細な不調」として現れることがあります。
放置せず、原因を正確に把握することで、将来の病気を防ぐことができます。

当院では、以下の疾患について、具体的な症状や検査異常に基づき、必要な診療・初期対応・適切な医療機関への紹介を行っています。

生活習慣病 外来

高血圧症

よくある症状

  • 朝起きた時の頭痛や重だるさ
  • 肩や首のこり、耳鳴り、動悸
  • ほとんどの場合、自覚症状なく進行するため注意

このような方は注意

  • 健診で「上の血圧が140以上、下が90以上」と言われた
  • 家庭での血圧測定で高めが続いている

放置すると脳出血・脳梗塞・心不全・腎障害などのリスクが高まります。早期からの管理が重要です。

脂質異常症(高コレステロール・高中性脂肪)

よくある症状

  • 自覚症状なしがほとんど
  • 動脈硬化が進行すると、胸の圧迫感・息切れ・足のむくみなどが出現する場合も

このような方は注意

  • 総コレステロール、LDL(悪玉コレステロール)が高い
  • HDL(善玉コレステロール)が低い
  • 中性脂肪が高め

脂質異常を放置すると、心筋梗塞脳梗塞のリスクが上昇します。必要な対応を早めに行いましょう。

糖尿病(2型糖尿病)

よくある症状

  • 異常な喉の渇き、頻尿
  • 体重減少、疲れやすさ、傷の治りが遅い
  • 初期は無症状のことも多い

このような方は注意

  • 空腹時血糖値が126mg/dL以上
  • HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が6.5%以上
  • 健診で「糖尿病予備群」「耐糖能異常」と言われた

糖尿病は、目・腎臓・神経・心臓・血管など全身に合併症を起こします。定期的なチェックと適切な管理が不可欠です。

高尿酸血症・痛風

よくある症状

  • 足の親指付け根、足関節の激痛と腫れ(痛風発作)
  • 関節の違和感、腫れ、発赤
  • 痛風発作がない場合でも尿酸値の高い状態が続くと腎障害や尿路結石のリスク

このような方は注意

  • 血液検査で尿酸値が7.0mg/dL以上
  • 痛風の既往歴があるが治療を中断している

不明な体調不良・不定愁訴の相談

よくある症状

  • 急な発熱や咳、喉の痛み
  • 倦怠感、めまい、頭痛
  • 腹痛や軽度の消化器症状
  • アレルギーや体調不良の初期症状
  • どこに相談すればよいか迷う不調

これらは内科的な疾患のサインである場合もあります。必要に応じて、血液検査や専門医療機関への紹介を行います。

早めの受診が、将来の安心につながります

症状が軽いうちに対応することで、重症化や合併症を防ぐことができます。
少しでも不安を感じたら、まずはご相談ください。