寝ても疲れが取れない・いびきが気になる方へ|知っておきたい睡眠時無呼吸症候群のこと

寝ても疲れが取れない いびきが気になる方へ 知っておきたい睡眠時無呼吸症候群のこと(いびきをかいて眠る男性と、両耳をふさぐ家族)
LAPIS CLINIC TENJINSLEEP APNEA

しっかり寝たはずなのに、疲れが取れない。家族から、いびきを指摘された。こうした悩みと関わりのある病気のひとつに、「睡眠時無呼吸症候群」があります。

ただ、この病気には「昼間に強い眠気が出る」「太っている人に多い」というイメージがあるため、眠気がなかったり、肥満を指摘されたことがなかったりすると、自分には関係ないと考えやすいものです。そこでこの記事では、この病気が見過ごされやすい理由と、気づくための手がかりについて解説します。

01  ABOUT SAS

睡眠時無呼吸症候群とは

いびきをかいて眠る男性と「ゴゴゴ…」といういびきの効果

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、眠っている間に呼吸が止まったり、浅く弱くなったりすることをくり返す病気です。呼吸が止まるたびに眠りが浅くなるため、睡眠時間を十分にとっても、休めた感覚が得られにくくなります。

もっとも多い

閉塞性(へいそくせい)

のどの奥の空気の通り道が狭くなったり、ふさがったりして起こります。多くの場合いびきを伴います。

ほかのタイプ

中枢性(ちゅうすうせい)

呼吸をうながす脳の指令がうまく働かないことで起こります[3]。

02  SYMPTOMS

眠気が目立たない場合もあります

朝、頭が痛い・すっきりしない(洗面所でこめかみに手を当てる女性)

睡眠時無呼吸症候群の代表的な症状は日中の眠気ですが、日本呼吸器学会によると、眠気はすべての人に現れるわけではありません[2]。眠気よりも、次のような不調を感じる人もいます[2]。

  • 朝起きたときに、頭が痛い・重い
  • 夜中に何度もトイレに起きる
  • 長く寝たはずなのに、ぐっすり眠った感じがしない
  • 疲れがなかなか抜けない

POINT

「眠くはないけれど、寝ても疲れが取れない」という状態にも、眠っている間の呼吸が関わっている場合があります。

※なお、これらはほかの病気や生活習慣でもみられる症状です。

03  CAUSES

肥満だけが原因ではありません

眠っている間に、呼吸が止まる。空気の出入りの模式図(呼吸→一時停止→再開)と、横向きで眠る女性

閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、肥満と深く関係しているとされています。首のまわりに脂肪がつくと、のどの空気の通り道が狭くなりやすいためです[1]。

一方で、空気の通り道の広さには、体型以外の要素も関わります。日本呼吸器学会は、次のような場合も原因として挙げています[1]。

  • あごが小さい、あごが後ろに下がっている
  • のどの奥にある扁桃(へんとう)が大きい
  • 舌が大きい
  • 鼻炎などで、鼻が通りにくい

POINT

こうした場合は、肥満がなくても起こります[1]。また、女性では閉経後に増える傾向があります[1]。体型や性別だけでは、この病気かどうかを判断できません。

04  HOW TO NOTICE

眠っている間のことは、自分では分かりにくいものです

「ゴゴゴ…」といびきをかいて眠る男性と、隣で困った様子の家族

ここまで見てきたように、睡眠時無呼吸症候群は、昼間の眠気や体型といった分かりやすい目安だけでは見分けにくい病気です。しかも、呼吸が止まるのは眠っている間のため、本人がその場で気づくことは難しくなります。

家族と暮らしている場合

実際に、一緒に暮らす家族から「いびきが途中で止まる」「息が止まっているように見えた」と言われて、初めて気づく人も少なくありません[2]。

家族が呼吸の様子を細かく観察したり、病気かどうかを見極めたりする必要はなく、気づいたことを伝えるだけでも診察の参考になります。

一人暮らしなどの場合

一人暮らしなど、睡眠中の様子を知る機会がない場合は、朝の頭痛や熟睡感のなさ、疲れの残り方といった、自分で感じる不調が手がかりになります。

05  EXAM & TREATMENT

検査と治療の進め方

いびき・眠気が気になったら、医師に相談(診察室で医師と患者が話す様子)
検査

検査の方法は、診察で症状や体の状態を確認したうえで決めます。状態によっては、自宅で眠りながら受けられる検査もあり、必ずしも最初から入院が必要になるわけではありません。

治療

治療法には、生活習慣の見直し、マウスピース、CPAP(シーパップ)などがあります[3]。どの方法が合うかは、検査の結果だけで一律に決まるものではなく、症状の程度やほかの病気の有無などもふまえて、医師と相談しながら選びます。

CPAP TREATMENT

ラピスクリニック天神でのCPAP療法について

当院では、CPAP療法を行っています。実際に治療を始める場合は、次のような流れで進みます。

  1. 問診

    家族から言われたことや朝の不調など、気になっていることを医師に伝えます。

  2. 検査

    自宅で受けられる簡易検査や、必要に応じて精密検査を行います。

  3. 治療の開始

    結果をふまえて治療法を相談し、CPAPを使う場合はマスクを選んで始めます。

検査の内容やマスクの種類など、詳細を知りたい場合は「CPAP療法」のページをご覧ください。

CPAP療法のページを見る

SUMMARY

まとめ

睡眠時無呼吸症候群は、昼間の眠気が目立たない人や、肥満のない人にもみられる病気です。呼吸が止まるのは眠っている間なので本人は気づきにくく、家族からの指摘や、寝ても疲れが取れないといった日々の不調が、気づくきっかけになります。

06  ABOUT THE CLINIC

ラピスクリニック天神へのご相談

検査や治療では、何度か通院が必要になることがあります。ラピスクリニック天神は、平日の夜や土日祝も診療しています。

診療時間平日 18:00〜22:00 / 土日祝 13:00〜18:00(年末年始は休診)
アクセス西鉄福岡(天神)駅 南口から徒歩1分

昼間の強い眠気がない場合や、家族から指摘されたことがない場合でも、寝ても疲れが取れない、いびきが気になるといった不調があれば、ご相談ください。

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参考文献

[1]日本呼吸器学会「睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)」
https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/i/i-05.html

[2]日本呼吸器学会「呼吸器Q&A Q15. 夜、呼吸、いびきが止まると言われました。」
https://www.jrs.or.jp/citizen/faq/q15.html

[3]日本呼吸器学会(監修)「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020」
https://www.jrs.or.jp/publication/file/guidelines_sas2020.pdf

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